From 70702af1370e44e32fb2c3c507e4759a187b4fe5 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Leo C Date: Thu, 8 Sep 2016 19:15:27 +0200 Subject: Import fatfs R0.12b --- fatfs/doc/ja/lseek.html | 19 ++++++++++--------- 1 file changed, 10 insertions(+), 9 deletions(-) (limited to 'fatfs/doc/ja/lseek.html') diff --git a/fatfs/doc/ja/lseek.html b/fatfs/doc/ja/lseek.html index 88e1ab2..00e4a95 100644 --- a/fatfs/doc/ja/lseek.html +++ b/fatfs/doc/ja/lseek.html @@ -16,8 +16,8 @@
ファイルのリード/ライト ポインタを移動します。また、高速シーク機能使用時にはCLMT(後述)の作成にも使用します。
FRESULT f_lseek ( - FIL* fp, /* [IN] ファイル オブジェクト構造体へのポインタ */ - DWORD ofs /* [IN] 移動先オフセット */ + FIL* fp, /* [IN] ファイル オブジェクト構造体へのポインタ */ + FSIZE_t ofs /* [IN] 移動先オフセット */ );@@ -28,7 +28,7 @@ FRESULT f_lseek (
ファイルのリード/ライト ポインタ(次に読み出し・書き込みされるバイトのオフセット)を移動します。オフセットの原点はファイル先頭です。書き込みモードでファイル サイズより大きな値を指定すると、そこまでファイル サイズが拡張され、拡張された部分のデータは未定義となります。データを遅延無く高速に書き込みたいときは、予めこの関数で必要なサイズまでファイル サイズを拡張しておくと良いでしょう。f_lseek()が正常終了したあとは、リード/ライト ポインタが正しく移動したかチェックするべきです。リード/ライト ポインタが指定より小さいときは、次の原因が考えられます。
+ファイルのリード/ライト ポインタ(次に読み出し・書き込みされるバイトのオフセット)を移動します。オフセットの原点はファイル先頭です。書き込みモードでファイル サイズより大きな値を指定すると、そこまでファイル サイズが拡張され、拡張された部分のデータは未定義となります。データを遅延無く高速に書き込みたいときは、予めこの関数で必要なサイズまでファイル サイズを拡張しておくと良いでしょう。ファイルに連続したデータ領域を割り当てる必要があるときは、f_expand関数を使用してください。f_lseek関数が正常終了したあとは、リード/ライト ポインタが正しく移動したかチェックするべきです。リード/ライト ポインタが指定より小さいときは、次の原因が考えられます。
_USE_FASTSEEKが1で、且つファイル オブジェクトのcltblメンバがNULL以外(f_open()でNULLに設定される)のとき、高速シーク モードになります。これはファイルのクラスタ配置情報(CLMT)をメモリ上に保持しておくことにより、FATにアクセスすることなく後方シークやロング シークを高速に行う機能です。高速シーク モードは、f_read()/f_wtite()の動作にも適用されます。高速シーク モードではf_wtite()/f_lseek()によるファイル サイズの拡張はできません。
-高速シーク動作を行う前に、CLMTを作成しておく必要があります。これを作成するには、まずCLMT格納バッファ(DWORD型配列)を準備し、cltblメンバにそのポインタをセットします。そして、配列の先頭要素にその配列のサイズ(要素数)を入れ、f_lseek()をofsにCREATE_LINKMAPを指定して呼び出します。関数が成功するとCLMTが作成され、以降のf_read()/f_write()/f_lseek()ではFATへのアクセスは発生しません。FR_NOT_ENOUGH_COREで失敗したときは配列サイズが不足で、先頭要素には実際に必要となる要素数が返されます。必要な要素数は、(ファイルの分割数 + 1) * 2 です。たとえば、ファイルが5つのフラグメントに分断されているときに必要な要素数は、12となります。
+高速シーク モードは、ファイルのクラスタ配置情報(CLMT)をメモリ上に保持しておくことにより、FATにアクセスすることなく後方シークやロング シークを高速に行う機能で、シーク動作のほかf_read/f_wtite関数の動作にも適用されます。ファイルが高速シーク モードの間はf_wtite/f_lseek関数によるファイル サイズの拡張はできません。
+高速シーク モードは、ファイル オブジェクトのメンバcltbl(f_open関数でNULLになる)にNULL以外を設定したとき有効になるので、まずCLMTを作成しておく必要があります。これを作成するには、まずCLMT格納バッファ(DWORD型配列)を準備し、cltblにそのポインタをセットします。そして、配列の先頭要素にその配列のサイズ(要素数)を入れ、f_lseek関数をofsにCREATE_LINKMAPを指定して呼び出します。関数が成功するとCLMTが作成され、以降のf_read/f_write/f_lseek関数ではFATへのアクセスは発生しません。CLMTの先頭要素には実際に使用した(または必要となる)要素数が返されます。使用される要素数は、(ファイルの分割数 + 1) * 2 です。たとえば、ファイルが5つのフラグメントに分断されているときは、12要素が使用されます。FR_NOT_ENOUGH_COREで失敗したときは、配列サイズが不足です。
_FS_MINIMIZE < 3のとき使用可能です。
+_FS_MINIMIZE < 3のとき使用可能です。高速シーク モードを利用するときは、_USE_FASTSEEK == 1である必要があります。