+<div class="para doc" id="case">\r
+<h3>使用可能な文字と大文字小文字の識別</h3>\r
+<p>FATファイル システムでファイル名に使用可能な文字は、<tt>0~9 A~Z ! # $ % & ' ( ) - @ ^ _ ` { } ~</tt>および拡張文字(<tt>\x80</tt>~<tt>\xFF</tt>)となっています。LFN拡張ではこれらに加え、<tt>+ , ; = [ ]</tt>およびスペースが使用可能になり、スペースとピリオドはファイル名の末尾を除く任意の位置に挿入できます。</p>\r
+<p>FATファイル システムでは、パス名についてケース インセンシティブです。たとえば、<tt>file.txt, File.Txt, FILE.TXT</tt>の3つの名前は同じ物として扱われます。これは、ASCII文字だけでなく拡張文字についても適用されます。ファイルが作成される際、SFNエントリには全て大文字に変換された名前が記録されます。LFN対応システムでは、LFNエントリには大文字変換されない名前が記録されます。</p>\r
+<p>古い日本語MS-DOSでは拡張文字(いわゆる全角文字)についてはケース センシティブでした。FatFsモジュールではこれにしたがい、非LFN構成で文字コードにDBCSが選択されたときに限り、拡張文字に対して大文字変換を行わずにSFNエントリに記録および検索されます(日本語MSDOS仕様)。LFN構成では拡張文字についても大文字変換を行います(WindowsNT仕様)。このため、非LFN構成で全角小文字を含む名前でファイルを作成すると、Windowsでそのファイルを開けなくなるなどの互換性問題を起こすので、それらのシステムで相互利用するボリューム上ではDBCS拡張文字の使用は避けるべきです。</p>\r
+</div>\r
+\r
+<div class="para doc" id="uni">\r