X-Git-Url: http://cloudbase.mooo.com/gitweb/z180-stamp.git/blobdiff_plain/4bc81323e51ac138e733c14eeb6f283ae706e904..05437fb4cdb907816a4fc3ffafa2617fcf33266a:/fatfs/doc/ja/filename.html diff --git a/fatfs/doc/ja/filename.html b/fatfs/doc/ja/filename.html index c57d7aa..524566c 100644 --- a/fatfs/doc/ja/filename.html +++ b/fatfs/doc/ja/filename.html @@ -12,28 +12,28 @@

パス名のフォーマット

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ファイル・ディレクトリ名

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ファイル ディレクトリ名

FatFsモジュールでのファイル、ディレクトリ、ドライブの指定方法はDOS/Windows APIとほぼ同じです。パス名のフォーマットは次の通りです。

"[論理ドライブ番号:][/]ディレクトリ名/ファイル名"
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FatFsモジュールは長いファイル名(LFN)および8.3形式ファイル名(SFN)に対応しています。LFNは、(_USE_LFN > 0)のとき使用可能になります。ディレクトリ・セパレータにはDOS/Windows APIと同じく'/'と'\'を使用します。連続したセパレータは無視され1個として扱われます。唯一の違いは、論理ドライブの指定だけです。論理ドライブ番号は、'0'~'9'の一文字の数字とコロンで指定し、省略した場合はデフォルト・ドライブ(0またはカレント・ドライブ)が選択されます。

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FatFsモジュールは長いファイル名(LFN)および8.3形式ファイル名(SFN)に対応しています。LFNは、(_USE_LFN > 0)のとき使用可能になります。ディレクトリ セパレータにはDOS/Windows APIと同じく'/'と'\'を使用します。連続したセパレータは無視され1個として扱われます。唯一の違いは、論理ドライブの指定だけです。論理ドライブ番号は、'0'~'9'の一文字の数字とコロンで指定し、省略した場合はデフォルト ドライブ(0またはカレント ドライブ)が選択されます。

ヌル文字や制御文字('\0'~'\x1F')は、パス名の終端として認識されます。パス名に先行あるいは中に含まれるスペースは、LFN構成では名前の一部として有効ですが、非LFN構成ではスペースはパス名の終端として認識されます。

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標準構成(_FS_RPATH == 0)のときは、全てのオブジェクトがルート・ディレクトリから辿る絶対パスで指定されます。OS指向なカレント・ディレクトリという概念は無く、またドット・ディレクトリ("."や"..")は使用できません。パス名先頭のセパレータは無視されます。デフォルト・ドライブ番号は常に0になります。

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相対パスを有効(_FS_RPATH == 1)にしたときは、先行するセパレータの有無によって検索開始ディレクトリが変わり、セパレータがある場合はルート・ディレクトリから、無い場合はf_chdir()で設定されるカレント・ディレクトリからになります。またパス名にドット・ディレクトリが使用できます。デフォルト・ドライブ番号はf_chdrive()で設定された値となります。

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標準構成(_FS_RPATH == 0)のときは、全てのオブジェクトがルート ディレクトリから辿る絶対パスで指定されます。OS指向なカレント ディレクトリという概念は無く、またドット ディレクトリ("."や"..")は使用できません。パス名先頭のセパレータは無視されます。デフォルト ドライブ番号は常に0になります。

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相対パスを有効(_FS_RPATH == 1)にしたときは、先行するセパレータの有無によって検索開始ディレクトリが変わり、セパレータがある場合はルート ディレクトリから、無い場合はf_chdir()で設定されるカレント ディレクトリからになります。またパス名にドット ディレクトリが使用できます。デフォルト ドライブ番号はf_chdrive()で設定された値となります。

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パス名の例_FS_RPATH == 0_FS_RPATH == 1
file.txtドライブ0のルート・ディレクトリ下のファイルカレント・ドライブのカレント・ディレクトリ下のファイル
/file.txtドライブ0のルート・ディレクトリ下のファイルカレント・ドライブのルート・ディレクトリ下のファイル
ドライブ0のルート・ディレクトリカレント・ドライブのカレント・ディレクトリ
2:ドライブ2のルート・ディレクトリドライブ2のカレント・ディレクトリ
2:file1.txtドライブ2のルート・ディレクトリ下のファイルドライブ2のカレント・ディレクトリ下のファイル
2:/ドライブ2のルート・ディレクトリドライブ2のルート・ディレクトリ
file.txtドライブ0のルート ディレクトリ下のファイルカレント ドライブのカレント ディレクトリ下のファイル
/file.txtドライブ0のルート ディレクトリ下のファイルカレント ドライブのルート ディレクトリ下のファイル
ドライブ0のルート ディレクトリカレント ドライブのカレント ディレクトリ
2:ドライブ2のルート ディレクトリドライブ2のカレント ディレクトリ
2:file1.txtドライブ2のルート ディレクトリ下のファイルドライブ2のカレント ディレクトリ下のファイル
2:/ドライブ2のルート ディレクトリドライブ2のルート ディレクトリ
../file.txt無効親ディレクトリ下のファイル
.無効このディレクトリ
..無効カレント・ディレクトリの親ディレクトリ
dir1/..無効カレント・ディレクトリ
/..無効ルート・ディレクトリ(その上は辿れない)
..無効カレント ディレクトリの親ディレクトリ
dir1/..無効カレント ディレクトリ
/..無効ルート ディレクトリ(その上は辿れない)
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また、_STR_VOLUME_IDオプションを有効にすることでドライブ番号の識別には数字のほか、任意の文字列を使用することも可能になります。

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また、_STR_VOLUME_IDオプションを有効にすることでドライブ番号の識別には数字のほか、"sd:file1.txt"や"ram:swapfile.dat"のように、任意の文字列を使用することも可能になります。


@@ -62,13 +62,13 @@ PARTITION VolToPart[] = { {0, 3}, /* 論理ドライブ 2 ==> 物理ドライブ 0, 第3区画 */ {1, 0} /* 論理ドライブ 3 ==> 物理ドライブ 1, 自動検出 */ }; - -論理ドライブと物理ドライブの関係 +
論理ドライブと物理ドライブの関係

複数区画指定を使用する場合、次の点に注意しなければなりません。